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■ 法人向け解決事例 |
役所による差押等が入るようになり、資金繰りに窮して、自己破産の手続をとることになりました。
・・・(弁護士より)・・・
負債総額は多くはありませんでしたが、事務所の明渡しや社宅等の契約関係の解消、従業員への対応、売掛金の回収など、自己破産申立に至るまで、様々なことを処理する必要がありました。
事業停止後は少なからず混乱していましたが、代表者もエネルギッシュに動いてくださったので、早期に申立を実現し、従業員の未払い賃金の立替払制度も利用することができました。
・・・(弁護士より)・・・
残された従業員に別会社を設立してもらい、その会社の事業の大半を引き継いでもらうことで、破産会社の債務を圧縮することができました。仕掛かり仕事や破産会社が行なった工事のメンテナンスなども引き継いでくれたため、取引先や関係先に大きな迷惑をかけることなく、手続を進めることができました。
代表者も安心して、次のステップに進めると喜んでおられました。
破産管財人が選任される小規模管財事件となり、その後、無事に免責決定が出されました。
・・・(弁護士より)・・・
会社の負債が多額で、取引先も複数あり、混乱も予想していましたが、比較的スムーズに申し立てをすることができ、問題なく免責決定を得られました。
現在は、息子さんと同居され、平穏に暮らしておられるとのこと、うれしく思っております。
特殊な技術をもった会社でしたが、その頭脳であるご主人が亡くなったことにより、事業継続を断念することとなりました。
金融機関等からの借入もあったため、自己破産の手続きをとることになりました。
・・・(弁護士より)・・・
会社の破産の場合、事務所や工場の明け渡し費用なども捻出できないことがままあるのですが、会社でかけていたご主人の生命保険の保険金があったので、大家さんや関係者に対する迷惑は最小限に抑えることができました。在庫品の処分や残された薬品や機械の処理には、取引先の方々も協力してくださり、比較的スムーズに行うことができました。
ご主人を亡くしたばかりの精神的に辛いときに、先も見えずに不安でおられたと思います。弁護士との緊密な面談やメールで、廃業に伴ってしなければならない公的手続や取引先や関係者への対応の仕方、明渡しに向けてすべきことやその方法などひとつひとつ確認したりすることで、少しずつ先が見えてきたのか、落ち着いていかれたように思います。
ご本人からは、十分すぎるほど感謝の言葉をいただき、こちらもうれしくなりました。これから、穏やかに日々を過ごせるよう、願っています。
・・・(弁護士より)・・・
自宅を任意売却し、引っ越しを済ませて生活を安定させてから、申し立てを行いました。当初は、年齢的に生活の立て直しが難しいかと思われたのですが、長年、誠実にお仕事をされてきたからか、再就職先もすぐに見つかり、ご紹介した不動産業者とも意気投合して、自宅の売却から引越しまで比較的順調に生活の立て直しも進めていくことができました。
法人には海外の取引先もあったのですが、手続の趣旨を理解してくださり、大過なく手続を終えることができました。
また、申立までの財産保全のため、売掛金の回収も必要でしたが、弁護士が回収の通知を出すことで円滑な回収を図ることができました。
申立後も、裁判所及び破産管財人から、何ら問題点を指摘されることなく、申立後4ヶ月で終了しました。
・・・(弁護士より)・・・
取引先、売掛先が複数あり、ご依頼直後は弁護士もご本人もかなり忙しく対応する必要がありましたが、丁寧に誠実に対応することで収束することができました。
申立に必要な準備も十分に調えた上で申立をしたことで、申立後の手続は極めてスムーズに進みました。
ご本人も、当初は破産手続について大きな不安をお持ちでしたが、直後の混乱が収まったことで、安心して手続を進めることができたと喜んでおられました。